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不動産評価の仕事をしております。
私は都内で不動産鑑定の業務を営んでいるものですが、不動産(特に建物)を評価する際の(1)資本的支出の会計処理や(2)DCF法による鑑定評価には、受験時代から大きな疑問を持っていました。
(1)「その固定資産の価額を通常の価額より増加させるような部分の金額」や「その固定資産の使用可能期間を延長させるような部分の金額」を果たして正確に把握することができるのか。
(2)割引率や復帰価格の見積もりの際の不確実性や恣意性をどのように排除して適正な鑑定評価を行なうのか。
本書は、不動産(特に建物)の評価に対するそんな私の疑問に、『建築学』という切り口からの答えを見出そうとしている一冊です。特に『不動産鑑定士=土地鑑定士』と化している現在の状況を踏まえた上で、「土地は建物が建っているからこそ価値を生んでいる」という筆者(スーパーゼネコンの幹部職)の視点は非常に斬新な発想であり、今後は、本書に書かれているような建物に関する詳細なデータ(工学系の要素)に裏打ちされた不動産(建物)鑑定評価のあり方が、改めて問われていくことになるものと実感しました。
私は都内で不動産鑑定の業務を営んでいるものですが、不動産(特に建物)を評価する際の(1)資本的支出の会計処理や(2)DCF法による鑑定評価には、受験時代から大きな疑問を持っていました。
(1)「その固定資産の価額を通常の価額より増加させるような部分の金額」や「その固定資産の使用可能期間を延長させるような部分の金額」を果たして正確に把握することができるのか。
(2)割引率や復帰価格の見積もりの際の不確実性や恣意性をどのように排除して適正な鑑定評価を行なうのか。
本書は、不動産(特に建物)の評価に対するそんな私の疑問に、『建築学』という切り口からの答えを見出そうとしている一冊です。特に『不動産鑑定士=土地鑑定士』と化している現在の状況を踏まえた上で、「土地は建物が建っているからこそ価値を生んでいる」という筆者(スーパーゼネコンの幹部職)の視点は非常に斬新な発想であり、今後は、本書に書かれているような建物に関する詳細なデータ(工学系の要素)に裏打ちされた不動産(建物)鑑定評価のあり方が、改めて問われていくことになるものと実感しました。
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